接続係数は 0 にできる
任意の点 P において, 座標変換を適当に選べば, 接続係数を 0 にすることができるという話.
であるから, 点 P における接続係数の値
が
に P の座標を代入した値
に等しくなるような をとることができれば,
となる.
ここから直ちに
を導くことはできないが, 後で示すように P を原点でないように平行移動することができるので, 結局は
となることが分かる.
点 P の座標を または で表すと
となるような をとればよい.
ここで, 例えば などは などとは書けないことには注意を要する.
というのも, 変換が線形であるとは限らないからである.
と思ったけれども, 上の変換は線形だからいいのか?
ん?どうなの?
とにかく,
より
また,
より
これらを代入すれば確かに
となることが分かる.
ちなみに
は
( は任意のベクトル)
としても同じことがいえるので, を原点でないように平行移動することができることも分かる.